建築のためのバーチ耐水合板 図面からそのまま現場へ工場へ
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バーチ耐水合板とは
バーチ耐水合板とは、バーチ(白樺)単板を積層し、耐水性の高い接着剤で成形した合板です。
湿度変化や水分の影響を受けにくく、反りや伸縮が少ないことが特長で、内装用途において高い寸法安定性を発揮します。
単板を直交させて重ねる合板構造により、無垢材に比べて動きが抑えられ、安定した品質を維持。
そのため、フローリング、壁材、天井材など、広い面積で使う仕上げ材として適しています。
また、バーチ特有のきめ細かく均一な木肌は、塗装や仕上げとの相性が良く、シンプルで落ち着いた表情から、設計意図を邪魔しない素材として評価されています。 -

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バーチ耐水合板の耐水性
- バーチ耐水合板は、バーチ(白樺)単板を重ね、耐水性の高い接着剤で積層した合板です。
この構造により、湿度変化や水分の影響を受けにくく、反り・割れ・伸縮を抑えた安定した使用が可能です。
床・壁・天井、家具など、内装仕上げとして幅広く使用でき、
湿気の多い空間や水がかかりやすい環境でも、仕上がりの美しさと寸法精度を保ちます。
さらに、耐水性と寸法安定性を兼ね備えているため、割付や施工精度が崩れにくく、
時間が経っても空間全体の統一感を維持できることが特長です。
耐水性に優れた積層構造により、湿度の変化が大きい環境でも、寸法安定性と施工精度を維持します。
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バーチ耐水合板の耐熱性
- バーチ耐水合板は、耐熱性の高い接着剤を用いて積層成形されており、
日常的に発生する熱の影響を受けにくい内装材です。
合板構造によって内部応力が分散されるため、
局所的な温度変化による反りや歪みが生じにくく、
床・壁・天井、造作家具など、幅広い用途で安定した形状を保ちます。
キッチンまわりや照明の近接部など、
温度変化が起こりやすい環境においても、
寸法変化を抑え、仕上がりの美しさを維持しやすいことが特長です。
※本製品は不燃材・耐火材ではありません。
法規制が求められる部位への使用については、別途ご確認ください。
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バーチ耐水合板の強度
- バーチ耐水合板は、バーチ単板を交互に積層し、フェノール樹脂で圧着した合板です。
この積層構造により、板の曲げ強度・耐荷重性・ねじれに対する抵抗力が高く、床材や壁材、天井材、造作家具など幅広い用途で安心して使用できます。
無垢材に比べて反りや割れが少なく、均一な強度を保てるため、施工後も形状の安定性が高く、長期間にわたり空間の美しさを維持します。
また、部材同士の組み合わせ精度が向上し、強度を最大限に活かす設計が可能です。施工後も反りや割れを抑え、空間全体の安定性を維持します。
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バーチ耐水合板の装飾性
- バーチ耐水合板は、構造材や下地材としてだけでなく、仕上げ材としての装飾性を備えた素材です。
きめ細かく均一な木肌と、過度な主張のない穏やかな色調は、空間全体のバランスを整え、設計意図を静かに支えます。
断面に現れる積層の表情や、四方実加工による整った割付は、
素材そのものが装飾となり、床・壁・天井にリズムと奥行きを与えます。
無垢材のような木の表情を持ちながら、反りや動きが少ないため、
時間の経過によって割付やラインが崩れにくく、美しさを長く保てることも装飾性の一部です。
塗装や仕上げとの相性も良く、
自然な木質感から、シャープで現代的な表情まで、空間に合わせた表現が可能です。

バーチ耐水合板は循環型合板です
バーチ(白樺)耐水合板が循環型合板と呼ばれる背景には、その驚異的な再生能力と、製品としての圧倒的な長寿命化があります。
・再生可能な資源循環
主原料となるシラカバは、伐採後も計画的な植林によって約40〜60年という短いサイクルで再生が可能です。管理された森林(FSC認証など)から産出されるバーチ材を使用することで、森林資源を枯渇させることなく、持続的に資材を確保できる「資源の循環」を実現しています。
・「耐水性」による高寿命化
一般的な合板が湿気や水分で劣化し、数年で廃棄されるリスクがあるのに対し、バーチ耐水合板は過酷な環境にも耐える高い耐久性を持ちます。一度使われた木材が長く愛用されることは、廃棄物を減らし、炭素を長期間固定し続けることに直結します。


この合板が選ばれる理由
ただの合板ではなく、“設計で使える材料”です
■水・熱・強度に強い
耐水性・耐熱性・構造強度に優れ、内装材として安心して使えます。
■図面から製作できる(プレカット対応)
CNC加工により、寸法指定・穴あけ・R加工など柔軟に対応。
■塗装・仕上げまで一括対応
現場施工の手間を減らし、納品後すぐ使える状態で提供可能。
使用シーン
床・壁・天井空間全体をバーチで統一
造作家具棚・カウンター・収納など自由設計
建築パーツ手摺・窓枠・笠木・見切り・階段部材など
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“仕上げる素材”として使うバーチ耐水合板
バーチ耐水合板に使用される白樺は、成長が早く計画的な森林管理のもとで再生産が可能な
サステナブル素材です。
伐採後も短期間で森林が再生し、生態系への負荷を最小限に抑えることができます。
また、森林資源を効率的に活用することで、環境への配慮と高品質なモノづくりの両立を実現しています。
透明
(Transparent)
白
(Fuji White)
ヴォルカニック・グレー
(Volcanic Gray)
アルベロ
(Albero)
フィヨルド
(Fjord)
黒
(Black)
テッフィ
(Teffy)
パルマ
(Parma)
無塗装
(B/BB)
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プロが選ぶバーチ耐水合板

建築家/山﨑裕史

造作材として一般的な合板といえば、まずシナが挙がるでしょう。
しかし、私が手がける最近の物件では、より強度が高く、硬質さを感じながらも表面の色合いが柔らかいバーチ耐水合板を多く採用しています。
一般的なシナ合板よりも積層面が細かくきれいで、小口をそのまま見せられることも魅力です。
テツヤジャパンでは、4x8判の原板からこちらの希望に応じた寸法にフローリング加工してくれます。また、家具などに使用するときは、複数枚の合板を貼り合せることで、厚みを見せたりすることもありますが、そのような加工にも対応してくれます。
単に材料を販売するだけではなく加工や塗装してくれることも導入のしやすさに繋がっていますね。合板といえど、まだまだ可能性を感じる材料です。

建築家/久保和樹

バーチ耐水合板は10年くらい前に知人の家具デザイナーさんから、面白い材料があると教えて頂きました。きっかけは強度でした、シナ合板やフィンランドバーチに比べて強度が断然高く、家具を細くシャープに見せることができます。(その代わり重量は重くなりますが。)そのほかには、戸建て住宅の耐震補強としてつかったこともあります。振動試験をしたところ、耐震強度が1.5倍を越えた数値となっていました。材料は4x8版になりますので、長い材を撮りたい時や、オーダーサイズでつくってもらえる幅広のフローリングなどで、バーチ耐水合板をつかうことが多いです。

建築家/石井正博 近藤民子

お菓子作りがご趣味のご主人のためのキッチンカウンターの面材としてバーチ耐水合板(白樺の木目が美しい)、それに付随するカウンターテーブルはバーチ耐水合板の積層部を表面にしたレイヤーフェイスを採用。レイヤーフェイスは反りやすいので反り止めのスチール下地を仕込んでいます。スツールにはこの家具と同じ材料でできた商品を選びました。その他、子供室のある3階の床や本棚やクローゼットや建具、階段の段板に採用しています。
築9年お住まいになってのご感想をお施主様にお聞きしました。
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1Fキッチンカウンターとお揃いのスツール、子供室の窓部分を除く壁一面の本棚では積層面の美しさを存分に味わえます。纏まった使い方をする方が良さが分かりやすいと思います。
・床材としては、パイン材との比較となってしまうので、硬さは感じます。家具で使うのがベストではないでしょうか。









